C#で非同期プログラミングをする方法
Thread,ThreadPoolからTask,async awaitまでを分かりやすく解説
C#の非同期プログラミングは.NETFramework4.5以降はTaskとasync&awaitを使ったプログラミングを主流です。非同期プログラミングになじみのない人には非同期処理事態がわからないと思うのでそのあたりをじっくり解説した上で,C#でできる非同期プログラミングの具体的な実装方法を解説して行きます。
非同期ってはじめて聞く人には何のことかよくわからないと思いますが,簡単に言うと,例えばデータの検索画面があったとして,検索を実行してから検索が完了するまでに10秒くらいかかるとします。その10秒の待ち時間の間,次のどちらの処理がいいでしょうか?
(A)まったく画面操作ができなくて,画面が固まっていて,動いているのか止まっているのかも分からない。
(B)画面操作ができたり,プログレスバーがくるくる動作して「処理中です...」って感じで進捗状況を出してくれて,処理中を示してくれる。
間違いなく後者のほうがいいですよね?
この場合(A)が同期プログラミング,(B)が非同期プログラミングと呼びます。
(A)は一度にひとつの処理しかできないプログラミング手法なので,検索処理を行っている間は,画面操作が一切できなくなります。
(B)は時間のかかる処理をバックグラウンドで処理させながら,画面操作はそのままできるような実装方法になります。
ただ,プログラミング手法といっても,(B)だけを行うということではなく,通常は(A)のプログラミングを行いながら,バックグラウンドで処理させたいときのみ(B)のプログラミングを実施するという形になるので,通常の(A)の実装に加えて,(B)のプログラミングをマスターする必要があります。
インストラクター
17年ほどプログラマーとして活動しています。初期の頃はいろんな現場を転々とするプログラマーで経験をつみ,現在はメーカーの社員として製品開発のプロジェクトリーダーをしています。基本的にはC#を使ったプログラミングをしていて,データベースはSQLServerを使っています。
コースカリキュラム
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プレビュー#01_はじめに (2:36)
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プレビュー#02_同期的なプログラミング (5:25)
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プレビュー#03_非同期プログラミングのイメージ (1:51)
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開始#04_Threadクラス編 (5:54)
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開始#05_ThreadPool編 (7:31)
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開始#06_Task編 (7:24)
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開始#07_async await編 (3:56)
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開始#08_キャンセルする方法:フラグ編【非推奨】 (4:03)
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開始#09_キャンセルをフラグで管理するデメリット (4:01)
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開始#10_例外とキャンセルトークンを使ってキャンセルする方法【推奨】 (7:43)
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開始#11_最後に (0:50)
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開始ボーナスレクチャー